A raging flame from within


2020.5.12
靁羽
自分を灰にしたって あなたを照らせるのなら
何処まで往けるだろう
悲しく燃え盛って 静かに雨が降りだせば
この胸はきっとわかるだろう
身を焦がすものが何かを


ゆっくりと加速してゆく葛藤が
心のきわに燃える火種を生む
誰かを傷つけるたびに この肌は黒ずんでゆく

求めるのならば あのそらなど見えなくていい
失うものなど何も無いのだと言い聞かせた

自分を灰にしたって あなたを照らせるのなら
何処まで往けるだろう
悲しく燃え盛って 静かに雨が降りだせば
この胸はきっとわかるだろう


祈りさえ罪深いものと知りながら
少しでも広がる闇を照らせればと
誰かの叫び声遠く この耳は塞ぎいてゆく

求められるなら このつちよりさらに深くへ
どんな叫びも祈りも耐えようと蹲る

自分が灰となろうと あなたの腕になれるなら
痛みさえ愛しくて
奥から湧き満ちゆく 心を殺せるのなら
この地獄で朽ちよう

- A raging flame from within,
- A rough flame not smolder

命を燃え尽くして 未来を照らせるのなら
救いさえ知らずに
何も残遺のこらないように うなづく事もしないように
笑う事などしないようにと

優しい炎になって あなたを包めるのなら
この身にも代えよう
全てが燃え尽きたって 静かに雨が降り出せば
この罪も洗い流せる

身を焼いたものが何かも

この作品は、東京放課後サモナーズのザバーニーヤを題材として書いたものです。地獄の拷問官という役割であると説明されていますが、真面目さゆえの葛藤、もどかしさ、それに似つかわしくない炎の権能。それらが結果的に彼を苦しめることになります。

こうした彼の一面から、目的を達成するまで彼は自分自身を戒め続けるんだろうなと思い何も残遺のこらないように うなづく事もしないように 笑う事などしないようにとという一節ができました。

題名でもあり歌詞中にも出てくるA raging flame from withinという一節は、ザバーニーヤのチャージスキルである「突怒炎拳」を放つ際の「其は穴の内にて荒れ狂う炎」というセリフの英語版、直訳すると「内からの荒れ狂う炎」。続くA rough flame not smolderは独自に追記したもので、「燻ることのない荒れた炎」という一節です。この意味は本編のネタバレになるので解説は控えさせていただきます。